概要
各種の捕集方法とGC/MS、HPLCの組合せで自動車内装材、包装材料等から発生するVOCの測定をおこなう。
試料形態やVOC発生量に応じて、
4種類のVOC捕集方法から選択
●吸着管捕集
VOC成分を吸着管に吸着捕集する守備範囲の広い捕集方法
●固相担体捕集
VOC成分を固相担体に吸着捕集。容器等の内部のVOC分析に適している。濃縮効率が高いので微かなVOCも測定できる
●テドラーバッグ内加熱/吸着管捕集
テドラーバッグ内に試料と窒素を入れ、一定温度に加熱してVOC成分を放散させ、バッグ内のガスを吸着管捕集して、アルデヒド類やトルエン、キシレン等を測定する方法。自動車内装材の評価に広く活用されている
●直接加熱/冷却捕集
試料を直接加熱してVOC成分を熱抽出。成形加工時のVOC等、高温で発生するVOC成分の補集に特に有効
分析対象 |
捕集方法 |
吸着管捕集 |
固相担体捕集 |
バッグ内加熱 /吸着管捕集 |
直接加熱 /冷却捕集 |
自動車内装材部品 |
〇 |
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◎ |
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ペレット、フィルム、成形品のVOC |
◎ |
〇 |
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パウチ、容器内のVOC |
〇 |
◎ |
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ポリマー成形加工時のVOC |
〇 |
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◎ |
微かなVOC |
〇 |
◎ |
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