ブロッキング性試験

概要


ブロッキング試験では、重ねたフィルムに荷重を置き、規定時間エージングした後で、フィルム同士の密着度を測定する。ブロッキング性は、フィルム成形における重要な指標の1つである。ブロッキング性が強いフィルムは、剥がした際の白化のようなトラブルを引き起こす一方で、圧着時のフィルム同士のずれ防止に役立つ場合もあり、適切に制御することが重要となる。



試験内容


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フィルムを2枚重ね、ガラス板、さらに木板で挟み、規定の温度(常温 ~ 80℃)、荷重(0 ~ 40kg)、設定時間でエージング処理を行う。

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密着したフィルム間にアルミ棒 or ガラス棒を通し、フィルムが剥がれる力を測定する。

ブロッキング係数(mN/cm)=平均試験力(mN)/試験片幅(cm)


PEフィルムサンプル同士のブロッキング係数


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MFRが最も大きいサンプル③は、高いブロッキング係数を示した。また、MFRがほぼ同じであるサンプル①、②でも、ブロッキング係数に差異がみられた。
(分子量・分子量分布の差異のみでは説明できない。)

<サンプル>
MFR の異なる3 種類のPE フィルム( 厚み:40 μm)
(成形方法:インフレーション成形)
 ① MFR 2.0 (密度 0.913 g/cm3)
 ② MFR 1.9 (密度 0.925 g/cm3)
 ③ MFR 10 (密度 0.911 g/cm3)

<試験条件>
・インフレーション内面同士を測定
エージング条件:50℃ × 10 kg × 3 日
試験速度:200 mm/min
試験片幅:200 mm
試験環境:23±2℃、50±5 %RH


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フィルム表面の平滑性、添加剤のブリードなどの可能性もあり、要因解析には、表面粗度の測定やSPMによる表面物性評価に加えてブリード成分の定性・定量分析、などが有効となる。




検索番号:6m006




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