材料表面の濡れ性評価として用いられている接触角測定では、固体試料の親水・疎水性評価ができる。また、接触角測定を応用して、表面自由エネルギー、臨界表面張力が評価可能である。
接触角:滴下した液体と固体表面がなす角度小さいほど濡れ性が高い
●表面処理を施した基材の水との接触角
●ポリオレフィン材料と水・油との接触角
固体表面に働く「表面張力」のこと分子間力の寄与成分の合計
分子間力の成分分け⇒分散成分(γd)、極性成分(γp)、水素結合成分(γh)、 誘起成分※
固体表面と液体の濡れ性は、表面自由エネルギーの大きさのみならず、分子間力( 各成分) の相性にも大きく依存
ガラスと液体2 種の分子間力に寄与する各成分の評価結果[mJ/m2]
※表面張力の低いジヨードメタンより、ガラスの表面自由エネルギーの各成分が近い水に対してよく濡れる →物質同士の界面における接着性・密着性の評価に 活用できる
固体表面に働く「表面張力」のこと 分子間力の寄与成分の合計
臨界表面張力の算出(Zisman プロット)
⇒表面張力γL が既知の複数の液体で接触角を測定 γL に対する cosθをプロットし、cosθ=1( 完全濡れ)に 外挿したときのγL が臨界表面張力γc
●同じ表面張力の液体で接触角を測定すると・・・ぬれ張力試験用混合液(γL :31 mN/m)に対する接触角
Ziman プロットより求めた2 つの試料の臨界表面張力比較
※臨界表面張力の低い試料A の方が、表面が濡れにくく、他の固体との離型性がよいことなどが考えられる
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