リチウムイオン電池の安全性および性能向上には、電極材料の熱挙動の把握が重要である。DSCおよびTG-DTA は、熱暴走に関与する発熱反応の評価や、電極中のバインダー・導電材・無機活物質など各成分の割合を、数mg程度の少量試料で測定可能な手法である。これらの分析は、安全設計および品質管理における迅速なスクリーニング手法として有効である。 【測定サンプル】 正極: NCM3元系 負極: 黒鉛系
①N2雰囲気下での昇温による重量減少:樹脂成分(バインダーなど)の熱分解
②Air雰囲気下での昇温による重量減少:カーボン成分の燃焼・熱分解 ※注 酸化による重量の増加分を含む
③1000 ℃まで昇温の残渣:無機成分(金属など)
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