熱伝導率測定・熱拡散率測定


概要


自動車、電子機器、建築分野など様々な分野において、製品の性能向上、長寿命化、安全性およびエネルギー効率の確保を目的として、発生する「熱」を適切に制御する「熱マネジメント」が重要となっている。材料設計や評価においては、熱の伝わりやすさを示す熱伝導率に加え、温度変化の広がりを表す熱拡散率を把握することが不可欠である。本資料では代表的な評価手法について概説する。



代表的な測定法一覧


熱伝導率 λ [W/m・K] は、材料中での熱の伝わりやすさを示す物性値であり、高いほど放熱性に優れ、低いほど断熱性に優れる。一方、熱拡散率 α [m²/s] は温度変化の広がりやすさを表す指標で、熱伝導率を密度および比熱で規格化した値である。両物性の評価には、材料の種類、形状、温度条件、定常・非定常条件に応じた適切な測定手法の選定が重要であり、用途や評価目的を明確にすることが求められる。

測定法 熱流計法 ホットディスク法※1 レーザー
フラッシュ法※2
周期加熱法※2 熱線法
測定
方向
厚み方向 3次元方向 厚み方向
(面内方向)
厚み方向 3次元方向
温度
範囲
-20 ℃ ~ 300 ℃ -40 ℃ ~ 150 ℃ -110 ℃ ~ 1300 ℃ 室温 -110 ℃ ~ 1200 ℃
試料※3
サイズ
Φ50 mm
厚さ100 μm ~
20 mm
20×20 mm※4
厚さ7 mm 以上
Φ10 mm
厚さ1 ~ 3 mm
20×20 mm
厚さ10 ~ 500 μm
114×80 mm※4
厚さ40 mm
対象 樹脂、ゴム
フィルム・
シート材
積層材、複合材
樹脂、ゴム、
無機材料
単一固体、粉体
ペースト材、断熱材
樹脂、金属、
セラミックス
中~高熱伝導の
固体
樹脂、金属
薄膜
単一固体、粉体、
液体
特長 積層材・複合材の
測定に有効
様々な材質・形状の
測定に有効
λ 、α、Cp 同時測定
小型試料の
測定に有効
異方性評価が可能
薄膜の測定に有効 様々な材質・形状の
測定に有効
測定
イメージ
mcanac
mcanac
mcanac
mcanac
mcanac

※1 1 回の測定で、熱伝導率 λ、熱拡散率 α、容積比熱 (=ρ・Cp) が得られる。
※2 熱拡散率α を測定する手法である。λ = α・ρ・Cp の関係式より熱伝導率を算出する。別途、比熱 Cp、密度ρの値が必要である。
※3 試料サイズは標準目安。材料の特性等により必要サイズが異なる。
※4 2片1組必要である。






検索番号:6c018




  •  分析メニュー・事例



お問合せ

《CONTACT》

分析についてのご相談などお気軽にお問合せください。
弊社担当営業よりご案内させて頂きます。
WEBからのお問合せはこちらから。


東日本営業グループ
TEL.0438-64-2341 FAX.0438-64-2399

〒299-0265  千葉県袖ケ浦市長浦580-32


東海営業グループ
TEL.052-587-3617 FAX.052-587-3618

〒450-0003  愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30
(名古屋三井ビル本館)


西日本営業グループ
TEL.06-6446-2960 FAX.06-6446-2970

〒550-0004  大阪府大阪市西区靭本町1-11-7
(信濃橋三井ビル)


西日本営業グループ(岩国営業チーム)
TEL.0827-53-9190 FAX.0827-53-8894

〒740-0061  山口県玖珂郡和木町和木6-1-2


Copyright © MITSUI CHEMICAL ANALYSIS & CONSULTING SERVICE, INC. All Rights Reserved.