実成形を想定した結晶化挙動評価
- 超高速DSC (Flash DSC) -

概要


Flash DSC は従来型DSC では不可能な「超高速昇温 / 冷却測定( ~ 2000 ℃ / sec) が可能」という特徴をもつ装置である。
本装置を用いることで、従来実施できなかった実成形加工時に相当する超高速昇温 / 冷却下での高分子の融解 / 結晶化挙動などの観測が可能となった。装置の特徴、測定事例について紹介する。



装置の特徴


項目 従来型 DSC Flash DSC
昇降温速度 ~ 1 ℃ / sec ~ 2000 ℃ / sec
試料重量 5 ~ 10 mg 10 ~ 1000 ng

Flash DSC では、従来型DSC の1000 倍以上の冷却速度で
結晶化挙動を評価することができる


mcanac


従来型DSCとFlash DSCを用いPPの結晶化挙動を比較


サンプル : PP、PP+ 核剤

mcanac
  • 結晶化温度は、核剤入り PP の方が高い
  • 核剤の添加で結晶化は促進されるが、冷却速度が遅いため実成形の急冷を反映しない
mcanac

PP : 冷却速度増加にともない結晶化しなくなる
核剤入りPP : 冷却速度が増加しても結晶化する

mcanac

冷却速度に対する核剤の効果を把握できる


Flash DSC では超高速冷却により実成形加工時を模した測定が可能



検索番号:6c010




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