粒子の液中分散性・親和性評価
-パルスNMR(TD-NMR)-

概要


粒子分散液 (スラリー) についてパルスNMR で測定した横緩和時間 (T2) を解析することで、液中での粒子の分散安定性や、粒子と液体の親和性 (濡れ性) を評価できる。これにより、粒子の沈降・凝集の程度や粉体の表面処理の効果、分散不良の原因などを調べることができる。


スラリーのパルスNMR (TD-NMR)


分散媒単体とスラリーの1H の磁気緩和(横緩和)
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  • 横緩和時間T2:横磁化強度が元の約37%(1/e 倍)に減衰するまでの時間
  • 粒子表面に束縛された液体分子はT2 が短くなる
    T2,s(粒子+ 分散媒)T2,b (分散媒単体)
  • 親和性(濡れ性)または粒子分散性が高いほど、粒子表面で束縛される液体分子が多くなるため、スラリーの緩和速度R2,s はより速くなる
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  • 比緩和速度Rsp 値(下式)を指標として、分散媒との親和性(濡れ性)を比較する
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分散性:
粒子の凝集・沈降性


カーボンブラックスラリーについて調製直後と長期保管後の粒子の凝集状態を評価した。

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長期保管後ではRsp の低下が認められたことより、有効な表面積の減少(粒子の凝集)が推定された

活用例:分散条件の異なるスラリーの分散性評価
経時測定による分散安定性の評価

親和性(濡れ性):
粒子と液体の馴染みやすさ


表面状態の異なるラテックス粒子について、水との親和性( 濡れ性) を相対評価した。

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親水性のCOOH 基で修飾したラテックス粒子表面は、未修飾表面よりもRsp が大きく、水との親和性が高い

活用例:粒子の表面処理の評価、適切な分散媒の選択




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