主なGPC溶媒と対象ポリマー対応表

概要


GPCはプラスチックの分子量分布を精密に測定できる分析法で、成形加工性や物性の予測、劣化解析などに不可欠である。さまざまなポリマーの品質評価やリサイクルポリマーの解析などに広く利用されている。GPC測定では、ポリマーが完全に溶解し、カラム内で安定した分離を行える溶媒の選択が重要である。本資料では、主な溶媒と対応するポリマーの組み合わせを例示する。

※GPC:ゲル浸透クロマトグラフィー

溶媒 主な対象ポリマー
クロロホルム PET (ポリエチレンテレフタレート)、変性PPE (変性ポリフェニレンエーテル)、
PC (ポリカーボネート)、PAR (ポリアリレート)、PLA (ポリ乳酸)、
PMMA など(アクリル樹脂類) 、AS樹脂 (アクリロニトリル-スチレン共重合体)
THF PS (ポリスチレン) 、PVC (ポリ塩化ビニル)、PVDC (ポリ塩化ビニリデン)、
PC (ポリカーボネート)、PSU (ポリスルホン)、PTMEG (ポリエーテルポリオール)、
PCL (ポリカプロラクトン) 、PLGA (乳酸-グリコール酸共重合体)、
UPR (不飽和ポリエステル樹脂)、未硬化のエポキシ樹脂、未硬化のフェノール樹脂
HFIP PA6、PA66、PA6T など(脂肪族および半芳香族ポリアミド類)、
PET (ポリエチレンテレフタレート)、 PBT (ポリブチレンテレフタレート) などポリエステル類、
POM (ポリアセタール)、PES (ポリエーテルスルホン) 、PGA (ポリグリコール酸)、
PVA (ポリビニルアルコール)
DMF, MNP PES (ポリエーテルスルホン)、PSF (ポリサルフォン)、TPU (熱可塑性ポリウレタン)、
PI、PEI、PAI など(ポリイミド類)、PVP (ポリビニルピロリドン)、
PAN (ポリアクリロニトリル)、PVDF (ポリフッ化ビニリデン)、
未硬化のフェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂など
水 ポリアクリル酸および塩、ポリアクリルアミドなど
ODCB(高温) PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、COC(環状オレフィンコポリマー)、
EPR(エチレンプロピレンゴム)などのポリオレフィン系エラストマー、
その他ポリオレフィン類
THF:テトラヒドロフラン、HFIP:ヘキサフルオロイソプロパノール、
DMF:N,N’-ジメチルホルムアミド、NMP:N-メチルピロリドン、ODCB:o-ジクロロベンゼン

記載した溶媒、ポリマー以外にも対応可能です。
溶解テスト等も含め、GPC測定の可否についてお気軽にご相談ください。



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