結晶スポンジ法とは、東京大学の藤田誠教授のグループが開発した、試料の結晶化を必要としない新しい構造解析法です。従来の単結晶X 線回折(SC-XRD) と異なり、結晶スポンジ法では油状試料や気体試料などの単結晶を得られない化合物でもSC-XRD を適用して構造解析を行える可能性があります。
化合物の絶対立体配置を決定できるなど強力な構造解析手法ですが、単結晶を得られない化合物に対しては適用ができませんでした。
結晶スポンジは有機金属錯体の単結晶で、結晶内に5×8Å 程度の規則的に配列した細孔を持つのが特徴です。このことから結晶スポンジは、「規則正しく並んだ入れ物」に例えることができます。この「入れ物」に対象化合物の分子を入れ、規則的に配列させることで、単結晶のような構造とみなすことができます。これにより、単結晶を得られない化合物でも単結晶X 線回折法を適用できます。
弊社では結晶スポンジ法の実施に必要な東京大学およびJST のライセンスを取得しています
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