広角X線回折による試料延伸時の結晶性変化測定

概要


ポリオレフィンなどの高分子試料を延伸、保持しながらX線回折 (XRD) 測定することにより、延伸時における試料の結晶性及び配向性を評価する。



測定例


PE系ゴムシートの延伸に伴う結晶化度及び配向度の変化

mcanac


試料サイズ:幅 7 mm 以下
      長さ 26 mm 以上
      厚さ 2 mm 以下

延伸倍率:1倍 (0 % 歪み) ~ 6倍 (500 % 歪み)

延伸速度:1 ~ 1000 μm / sec
    ※試料加工・前処理、測定条件は別途ご相談



解説


  • 一般に延伸倍率が大きくなると、配向度・結晶化度とも増加する

  • 今回の測定では、延伸初期には配向度上昇率がやや高いが、結晶化度は線形的に上昇していることがわかる
mcanac



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