概要

  • 近赤外(Near Infra-red)領域(4000ー10000cm-1)においては倍音などを検出するため、IR領域に比べ官能基の識別が容易になる利点があります。このため、IRでは困難なエポキシ基、R-OH基、NH基、水などの検出、識別に優れます。
  • IRと異なり、NIRでは窓板にガラスが使用できるため、実製品に極めて近い条件を設定しつつ反応追跡が可能です。
  • 硬化樹脂系:エポキシ樹脂配合材・接着剤の反応追跡、硬化速度、終点の決定。
  • 材料全般:NH基、OH基の定量;水のOHとアルコール性OHの識別

測定例 エポキシ系接着剤の硬化反応の追跡

●エポキシ基をもつ高分子と硬化剤 混合物のNIRスペクトル

上:反応前 下:硬化終了後。

エポキシ基、および硬化剤由来ピークの消失が鮮明です。

●エポキシ系接着剤の反応追跡

上:エポキシ基 下:硬化剤。

初期急激に硬化剤との反応が進行。硬化剤が消費した後は、エポキシ基の熱重合反応が進行しています。

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