概要
窒素ガス吸着法で試料の比表面積・細孔分布を測定します。解析手法は、比表面積ではBET法、細孔分布ではBJH法を用います。
得られる情報
・多孔性物質の比表面積、細孔分布
※比表面積:単位重量あたりの表面積
測定範囲
測定雰囲気 | 窒素ガス |
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細孔範囲 | 20~500(Å(メソ細孔) |
測定感度 |
全表面積1[m2]以上 ※全表面積=比表面積×試料重量 |
次のような試料は測定できません
- 液体・液状成分を有するもの
- 比表面積が測定感度以下のもの
- 腐食性成分を有するもの、人体有害成分を有するもの
測定例
シリカアルミナの細孔分布(BJH解析による細孔分布グラフ)
BJH解析による結果、このシリカアルミナの細孔分布は、
約80Åをピークとした40~150Åであることがわかります。